看護学科
横浜山手キャンパス誕生
看護人材育成の一端を担う湘南医療大学保健医療学部看護学科は、急性期病院から慢性期病院・在宅医療まで様々な機能を有するふれあいグループ内の17病院施設等と連携して教育研究を行っています。
2022年度から保健医療学部看護学科の収容定員を140名に増員し、横浜山手キャンパスを新たに設置し、新入生を迎え入れることになりました。
神奈川県横浜市中区の「横浜山手キャンパス」と、神奈川県横浜市戸塚区の「東戸塚キャンパス」の2つに分かれて、教育理念の実践、看護高度専門職業人の養成、そして、チーム医療の中心として指導的役割を担う人材育成を掲げて、教育研究活動を行います。
「横浜山手キャンパス(1,2年生)」では、看護基礎教育を主眼とした教育を、「東戸塚キャンパス(3,4年生)」では、看護実践能力と他学部学科連携教育を主眼とした教育を展開し、看護専門家育成に焦点を絞った育成基盤と看護学教育を行っています。
看護学科は次のような学生を求め受け入れます。
- 1)入学後の修学に必要な基礎学力を有している。
- 2)人が好きで、生命に対する倫理観がしっかりしている。
- 3)保健・看護に対する意欲や関心が高く、この分野に貢献したいという目的意識と情熱を持っている。
- 4)入学後も生涯にわたって自己啓発・自己学習・自己の健康増進を継続する意欲がある幅広い人間性、協調性と柔軟性を持ち、周囲の人々と良好な関係を保つことができる。
- 5)自分の行動や考えに責任を持つことができる。
学びの特色
- 看護のプロフェッシナリズムの基盤育成
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看護のプロフェッショナリズムとは、看護の専門職業の意識であり、看護職としての自律性を育成させることです。このような看護のプロフェッショナリズムを基盤とした能力育成を目指します。
- 看護の本質を重視する専門科目の充実
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人間の「生命そのものを維持する」能力を基盤にするため、身体状況を見極めるフィジカルアセスメント能力の育成と、臨床判断能力を身に付けるための科目やクリティカルケア能力を専門とした教員並びに科目の充実を図っています。
講義ピックアップ 「チーム医療論」
看護学科とリハビリテーション学科の全学生が合同でチームを形成し、チュートリアル形式で様々な事例について話し合い、検討し、チーム医療の意義や課題について考えます。複数の医療系学科を持つ環境を活かし、チーム医療について学びを深めるこの講義は、昨年、卒業生にとったアンケートで最も好評だった本学の目玉の講義です。
主要科目の特色
カリキュラムの編成は、ふれあい学園の理念を基盤とし、科目区分を『総合教育科目』『専門基礎科目』『専門科目』としています。
1年次 |
横浜山手キャンパス |
1年次は主に『総合教育科目』:「コミュニケーション」「文化」「健康」「情報」「環境」「尊厳」に関連する科目や『専門基礎科目』:「人体の構造・機能ⅠⅡ」、スタディスキル・アカデミックスキルを獲得のための「看護基礎ゼミ」や「コミュニケーション論」等を学修します。 |
2年次 |
2年次は主に『専門基礎科目』:「病態学Ⅰ~Ⅴ」や『専門科目』:「ヘルスアセスメントⅡ」「ナーシングスキルⅡ」「ナーシングプロセスⅠ」「プロフェッショナル論Ⅰ」「看護基盤実習Ⅱ」を学修します。また、3年次の実習に向けて、様々な分野の看護学・方法論を学修します。 |
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3年次 |
東戸塚キャンパス |
3年次は『専門科目』に特化し、「ナーシングスキルⅢ」「ナーシングプロセスⅡ」「プロフェッショナル論Ⅱ」「看護倫理」「災害看護学」「看護管理学」「看護研究」等や、臨地実習:「ヘルスプロモーション実習」「急性期看護実習」「慢性期看護実習」を学修します。 |
4年次 |
4年次は『総合教育科目』:「チーム医療論Ⅱ」と、『専門科目』:「プロフェッショナル論Ⅲ」「保健医療看護の最前線」、臨地実習:「統合実習」を学修します。また「看護応用ゼミ」では、これまで積み上げてきた学修の振り返りと国家試験に向けた学修計画の立案・実施、更にキャリアデザインなどについて学修します。 |
目指せる資格
- 学士(看護学)
- 看護師
- ※本学では、2022年度看護師教育カリキュラム改訂による必要な単位数増加を受け、学部教育では社会にしっかり応えられる看護師養成を目指す為、保健師教育・助産師教育については、大学専攻科及び大学院教育に移行しております。
実習の特色
- 豊富な関連病院で充実した実習を
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大学の関連病院、福祉施設、訪問看護センターなどのさまざまなグループ内の施設で実習を行うことができます。多くが神奈川県内にあるため、原則、大学の近隣・神奈川県内で実施することが可能です。
また、大学と関連病院・施設等とは綿密な連携を取りながら実習を行うため、きめ細かな学びの環境が実現し、充実した実習を行うことが出来ます。
- 特色のある実習体系
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本学の実習体系は、「①看護の基盤」「②対象の健康状態に応じた看護「③看護の統合」の3つの枠組みの中に、学年ごとに学修する実習科目を配置しています。
- 1年次:看護基盤実習Ⅰ(1年次5月に実施) ⇒①
- 2年次:看護基盤実習Ⅱ ⇒①
- 3年次:ヘルスプロモーション実習、急性期看護実習、慢性期看護実習 ⇒②
- 4年次:統合実習 ⇒③
学校生活サポート
- 少人数チューター制で相談しやすい環境とアットホームな雰囲気
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看護学科では、少人数チューター制を導入しています。看護学科の全教員が、それぞれ10名前後の学生を担当し、入学から卒業まで、学び方や生活について丁寧にサポートする制度です。
資格・就職サポート
- 早期から始める計画的な学習と定期的な進路支援
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1年次から国家試験対策を始めています。学生が中心となって自主的に企画し、必要に応じて各学年のチューターがサポートしながら、確実なステップアップを目指して学生と協働で進めています。
就職や進路指導は、各学年のチューターが、チューター活動の一環として取り組んでいます。学生個々が自身の将来をイメージできるような学年全体での企画や、定期的なチューター面談を行う中で進路相談・アドバイスなどを行っています。
想定される進路
病院・診療所・保健所・市区町村・事業所・介護保健施設・社会福祉施設・通所リハビリテーション施設 など
関連病院への就職も多数
学科長からのメッセージ
看護は、人の誕生から死を迎えるまでの生涯において、健康でよりよく生きることを支援する活動です。少子高齢社会、医療技術の高度化、疾病構造の変化等により、看護専門職者には、看護を必要とする様々なライフステージにある人々に柔軟に対応できる人間性と広範囲の領域で深い知識や看護実践能力が求められます。「看護学」はこれらのことを総合的に学習し身に付ける「実践の科学」です。
本学は、多様な学習機会を設けることで、自ら考え行動し、社会を切り拓く優れた専門職(プロフェッショナル)としての人材育成に力を注ぐとともに、人々の生命、健康、暮らしの豊かさの創造に対して貢献できるよう取り組んでまいります。
皆様が本学看護学科で多くの人たちと出会い、様々な経験通して「看護学」を学ぶ魅力、楽しさを実感してくださることを心より願っております。
研究活動・教育活動 紹介
本学教員の研究活動や教育活動を紹介しています。
出張講義のご案内
湘南医療大学では、地域の皆様に医療・看護、リハビリテーション、薬学、福祉をもっと身近に感じていただこうと本学の専任教員が講師としてご希望の地域にお伺いする「出張講義」を開催しています。詳細は下記よりご確認ください。
在校生の声
看護学科の先輩の声を紹介しています。