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看護学科

教員紹介

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私の研究の領域は、「重症心身障害児者と家族のケア」です。看護学部生の頃に、ダウン症の子どもと家族にであったことがきっかけで、重症心身障害児者看護の臨床で小児看護専門看護師として活動してきました。重い障害をもつ子どもと家族にはどのようなニーズがあり、どのように看護師としてケアできるのかを常に問い続けながら活動してきました。現在の社会では、「医療的ケア児」に注目されていますが、その医療的ケア児の約60%~70%程度が重症心身障害児者であると言われています。医療が進歩し、ケアの役割を看護師に期待されているからこそ、重症心身障害児と家族の看護について、取り組んでいきたいと思います。

氏名 倉田 慶子
フリガナ(ローマ字) クラタ ケイコ(Keiko Kurata)
職名 教授
学位 修士(看護学)・博士(看護学)
担当授業科目 小児看護方法論・小児看護学・統合実習・看護研究Ⅱ・看護実践論・ヘルスプロモーション実習
専門分野 小児看護学
現在の研究テーマ 多職種と共に在宅重症心身障害者と母親を支援するプログラムの開発
研究内容キーワード 重症心身障害児看護・在宅支援・家族看護・在宅移行支援・就学支援・医療的ケア
ティーチング・
ポートフォリオ
主な著者・学術論文 <著書>
倉田慶子:編集・著者,呼吸を整えるためのケア,pp84-99,改訂版 ケアの基本がわかる重症心身障害児の看護,へるす出版,2023年7月
倉田慶子,経験栄養,小児看護技術,p287-294,メヂカルフレンド社第3版,2022年12月
倉田慶子,健康障害をもつ小児の看護,小児の特徴と成長・発達,pp109-111,pp224-228,pp242-244,小児看護学概論/小児保健・健康障害をもつ小児の看護メヂカルフレンド社,第7版,2022年11月
倉田慶子,重症心身障害児者の成長・発達を促すケア,pp289-260,重症心身障害/医療的ケア児者 診療・看護実践マニュアル改訂第2版.診断と治療社,2022年11月
倉田慶子:編集・著者,発達を考慮して重症心身障害児をみてみよう・知っておきたい知識・看護計画をもとに重症心身障害児のケアを考えよう,ppケアの基本がわかる重症心身障害児の看護計画,へるす出版
<論文>
本間誠淳, 倉田慶子:医療的ケアが必要な重症心身障害児の父親の就学時における子育てプロセス, 医療看護研究, 20(2), 24-32, 2024年
倉田慶子,重症心身障害児とその家族を対象とした研究のあり方,小児看護46巻10号,pp1267-1271,へるす出版,2023年
倉田慶子,櫻井しのぶ,在宅障害者の「親亡き後問題」についての現状,医療看護研究,18(1),pp1-11,2021年
倉田慶子,重症心身障害児とその家族の意思を尊重する退院支援の実際,小児看護.42巻5号.Pp571-576,へるす出版,2019年
田中美央,久田満,宮坂道夫,倉田慶子,瀧澤久美子,西方真由美,遠山潤,関奈緒,在宅重度障害児・者の親のレジリエンス尺度の開発-その信頼性と妥当性の検討-,日本衛生学雑誌.74巻,pp1‐11,2019年
田中美央,西方真弓,宮坂道夫,倉田慶子,住吉智子,重症心身障害児の反応に関する母親の内面的支え体験,新潟大学保健学雑誌14巻1号,pp69-78,2017年