研究活動・教育活動 紹介

地域生活中心の精神科サービスをめざして

片山 典子[写真]

私の専門は、精神看護学です。精神看護学は、メンタルヘルスと精神障害を有する人に対する看護を専門とする看護学領域になります。

わが国の精神科サービスは、入院生活が中心となるサービスから地域生活の中での治療が中心のサービスへと移り変わってきています。 この様な移り変わりの中で、地域を中心とした医療サービスが求められるようになっています。これまで私は、地域の中でサポートしていくために強い症状に悩まされる期間や精神病の早期発見・早期介入あるいは落ち着いた状態を維持していくために精神科訪問看護、カウンセリング技術を重要視し、研究テーマとして取り組んでまいりました。また国内外の研究者の皆様と研究会を行ったり、地域の皆様や看護職、関連職種と協働しながら地域貢献をしてまいりました。特に統合失調症を発症して間もない青年期の人を支える精神科訪問ケアの開発や精神科訪問看護師の教育に積極的に取り組んでいます。2018年8月には、科研費助成事業として統合失調症を発症して間もない人に訪問看護を提供する看護職の方を対象とするセミナーを名古屋、横浜(湘南医療大学)で開催する予定です。

看護学科 片山 典子