研究は力なり
理学療法士の養成も時代とともに変化し、4年制大学での教育が1992年に始まり、30年近くが経とうとしています。大学教育の特徴としては、科学としての理学療法教育の教授、問題解決能力・論理的な思考能力の育成といった点が挙げられます。これらの点を身に付けるための科目の一つが「理学療法卒業研究」です。研究は”自利利他”であると考えています。自己研鑽であるとともに、患者の治療はもちろんのこと、勤めている職場や社会の発展にも繋がるものです。大学において研究の一端を経験し、少なくとも臨床の場で研究の種を探そうとする姿勢は身に付けて卒業してもらいたいという思いで、卒論ゼミで学生と接しています。学生時代に研究を行うことは簡単ではありませんが、本学に入学してくれた学生が社会で活躍できるよう、卒業研究で将来に繋がる力を身に付けてもらいたいと考えています。
理学療法学専攻 坂上 昇