「チーム医療論発表会」を行いました。

「チーム医療」は本学の教育理念上最も重要なKey Wordと位置づけています。その演習は、看護学科とリハビリ学科（理学療法専攻および作業療法専攻）の4年生全員を対象として10月初旬に10日間実施しています。毎年5月頃から各学科の教員がワーキンググループとしてこの演習を企画するとともに、別途、事例作成チームを編成し、様々な機会に全教員に進捗状況を周知します。

具体的には、各学科混成の7，8名の学生グループを構成し、提示された臨床事例に関してそれぞれの専門性から議論をして、総合的なサービス計画を作成します。この演習には教員も全員参加しますが、チュートリアル形式で行いますので、教員が直接教えることはありません。また、事例の内容は国家試験にも役立つように様々な要素が巧みに盛り込んであります。

いくつかの段階でレポートを提出させ、最終日には体育館に全員が集合して、各グループが順にポスター発表を行います。この進行や司会も学生主体で行い、教員は参観しながらポスターと議論の内容を評価します。

最後に、教員の投票で得点の高かったチームに学部長から最優秀ポスター賞とユニークポスター賞を表彰します。

このチーム医療論演習に関する学生の評価は極めて高く、今後とも演習内容を吟味しながら発展させていく予定です。