三上幹男教授、池田仁惠准教授らの研究成果がClinica Chimica Acta誌に掲載
三上幹男教授、池田仁惠准教授(茅ヶ崎中央病院ウイメンズセンター)らの研究グループが開発した新しい腫瘍マーカー(Fully-sialylated alpha-chain of complement 4-binding protein)の測定法に関する論文が、Clinica Chimica Acta誌に掲載されました。
本研究では、「E4-フィトヘマグルチニン反応性C4結合タンパク質(P-C4BP-Rf)」を測定することで、卵巣明細胞癌(OCCC)とその前がん病変である卵巣子宮内膜症性嚢胞(EM)を従来のマーカーよりも高精度に識別可能であることを示しました。従来の腫瘍マーカーでは困難だったEMとOCCCの鑑別を、血液検査のみで簡便に行える新たな診断法として期待されています。
論文情報:
Clinical usefulness of E4-phytohemagglutinin reactive C4-binding protein relative front value in serum for distinguishing between ovarian clear cell adenocarcinoma and endometrioma. Clinica Chimica Acta. 2025;571:120219. DOI: 10.1016/j.cca.2025.120219
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