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薬学部

教員紹介

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高校生の時に好きな科目の化学が人に役に立つことって何…?と漠然と考えた結果、薬かな?と考え、薬学を学ぼうと思いました。
人類は、自然から様々な恩恵を受けていますが、薬についても同様です。大昔の薬は薬草であり、ケシからモルヒネ、アオカビからペニシリンなど医薬品の開発に自然から多大な恩恵を受けています。生物には、人が想像しない様々な形の化合物を生み出す特性があります。その特性に注目し、主に真菌(カビ)から医薬品開発に有用な未知の化合物を探す研究を行っています。また、これまでに自然から発見されたユニークな化合物を参考に、有機合成反応により、副作用の少ない、強力な鎮痛薬を開発する研究を行っています。

氏名 中楯 奨
フリガナ(ローマ字) ナカダテ ショウ(Shou Nakadate)
職名 講師
学位 博士(薬学)
担当授業科目 化学系基礎科学、化学系実習、有機化学実習、薬学総合プレ研究、卒業研究Ⅰ、総合演習Ⅰ、早期臨床体験実習
専門分野 医薬品化学、天然物化学
現在の研究テーマ 生理活性天然物を基盤とした新規鎮痛薬の開発研究
真菌の代謝産物の研究
薬用植物の代謝産物・栽培に関する研究
研究内容キーワード 鎮痛薬、不斉合成、真菌二次代謝産物、薬用植物
ティーチング・
ポートフォリオ
主な著書・学術論文 (学術論文)
伊藤徳家、栁沼藍、中楯奨:筒栽培カンゾウのストロンの特性, 生薬学雑誌, 72, 2, p87-89, 2018
伊藤徳家、国分歩、斎藤優希、浅倉聖岳、中楯奨:放射能災害被災地での人工気象室利用カンゾウ筒栽培の試み(1), 薬用植物研究, 39, 2, p44-48, 2017
Nakadate S, Nozawa K, Yaguchi T:Two new eujindoles, from Eupenicillium javanicum, Heterocycles, 83, 8, p1867-1871, 2011
Nakadate S, Nozawa K, Yaguchi T:An Antifungal Substance isolated from Eupenicillium javanicum IFM 58214, Mycotoxins, 61, 2, p41-45, 2011
Nakadate S, Nozawa K, Horie H, Fujii Y, Yaguchi T:New type indole diterpene, eujindoles, from Eupenicillium javanicum, Heterocycles, 83, 2, p351-356, 2011
(特許)
山本正雅、中楯奨、熊野活行、飯島洋、旦慎吾:阻害活性物及びその精製方法, 特開2021-110275, 2020